クリニックで脱毛する
クリニックの脱毛は効果が高く、少ない回数、短い期間でツルスベ完了します。
早く確実に脱毛したいなら、クリニックのレーザー脱毛がオススメです。
ただし、クリニック選びは慎重に行ってください。
危険を伴う医療行為ですので、脱毛に関する知識と経験が豊富な病院を選びましょう。
【このページの目次】
クリニックの脱毛方法と、その特徴
メリットと、デメリット
クリニックの脱毛方法と、その特徴
クリニックでの脱毛方法には、
- レーザー脱毛
- SHR式レーザー脱毛
- ニードル脱毛（電気針脱毛）
があります。
レーザー脱毛がほとんどですが、
SHR式レーザーも最近増えてきましたね。
ニードル脱毛は、もうほとんど見かけません。
一つずつ見ていきましょう。
レーザー脱毛
クリニック脱毛といえば、ほとんどがこのレーザー脱毛です。
強力なレーザーを１発ずつ照射するやり方で、「熱破壊式」や「単発式」脱毛とも呼ばれます。
レーザー脱毛の原理
強力なレーザーの光を照射して毛を発熱させることで、毛の工場である毛乳頭にダメージを与えます。
ダメージを受けた毛乳頭は毛を作る能力が弱まり、完全に破壊されると毛は生えることができなくなります。
高い技術が必要なので、クリニック選びは慎重に
強力な脱毛効果の反面、火傷などの危険もある医療行為なので、
一人一人の肌状態に最適なパワーで照射する技術が必要です。
そのため、クリニック選びは料金の安さや、近所だからという理由で安易に選ばず、
経験と知識の豊富なクリニックを慎重に選んでください。
かなり痛い！けど、麻酔で傷み軽減
強力な脱毛方法なので、照射時に肌に強力な痛みを伴います。
とはいえ、冷却しながら脱毛処理するので、我慢できないほどではありません。
ただし、VIOラインの痛みはかなり激しく、我慢できないかもしれません。
でもご安心を。医療機関なので、痛みを抑える「麻酔」が用意されています。
肌に塗って皮膚感覚をなくす「麻酔クリーム」と、
ガスを吸って「酔っ払った」ような状態にする「笑気麻酔」があります。
SHR式レーザー脱毛
これは、普通のレーザー脱毛よりも効果は劣りますが、痛みが少なく、安全性も高い脱毛方式です。
SHR式レーザーの原理
SHRは「蓄熱式」脱毛方とも呼ばれ、弱いレーザーを何発も重ねて照射することで少しずつ毛に熱を溜めて、その熱で毛乳頭にダメージを与えます。
肌表面には冷却ジェルを塗布、または脱毛器のヘッドに冷却装置が付いていているので、
連続して光るヘッドを肌の上に滑らせるだけで、
冷却→照射→冷却→照射を短時間に繰り返すことになります。
そのため肌表面の温度は上がらず、毛乳頭あたりだけを高温にすることができるのです。
上で紹介した「熱破壊式」よりも低温かつ長時間な熱エネルギーで、毛乳頭にダメージを与えます。
毛周期関係なく脱毛できる･･･は、間違いだった！
かつて、SHR式脱毛は「毛周期関係なく脱毛できる」、「白髪でも脱毛できる」といわれていました。
SHR（蓄熱式）脱毛は、毛に反応させるのではなく、毛包の「バルジ領域」という部分にダメージを与える方法なので、
毛が抜けて生えていない状態でも処理できる、
毛周期は関係なく処理できる、
白髪にも効く、
といわれていましたが･･･。
これは「間違い」だということが判明しています。
SHR式とはいえ、使用するレーザーは「熱破壊式」と同じ「アレキサンドライト」や、「ダイオード」、「YAG」のどれか、もしくは複合のレーザーです。
結局、毛の「色」に反応して発熱する光なので、毛がないと反応しないのです。
SHR方式も毛が生えていない状態では効果がなく、メラニンのない白髪には効果がありません。
安全性は高いが効果は劣る
安全性が高く肌に優しい反面、効果はやはり「熱破壊式」よりも劣るため、回数は「１．５倍」ほど多くかかります。
その分、料金もかさんでしまいますね。
電気脱毛（ニードル脱毛）
これは最も古い脱毛方法で、いまでは施術できるクリニックは少ないです。
それでも、脱毛効果は最も高く、白髪でも脱毛できるなどメリットもいくつかあるので、多くはありませんが施術できるクリニックはあります。
基本的には、レーザー脱毛や光脱毛では処理できない「白髪」や、「乳輪の内側」を脱毛したい場合でない限り、考慮しなくても良いでしょう。
電気脱毛（ニードル脱毛）の原理
毛穴一つ一つに針を刺して電流を流し発熱させることで、毛乳頭を直接的に破壊します。
施術した毛穴は、１回でほぼ確実に脱毛が成功します。
これが「永久脱毛」と呼ぶことができる唯一の方法です。
施術を受ける際には、毛穴に針を刺しやすくするため５㎜～１㎝程度に毛を伸ばしておく必要があります。
デメリットが多い
毛穴一つ一つに針を、最適な深さに差し込むわけですから、かなり熟練の腕が必要となります。
それなのに施術希望者（患者）が少ないので、高度な腕を持つ技術者が少ないです。
施術にすごく時間の掛かるので、料金はかなりの高額になります。
痛みはかなり激しく、麻酔なしではキビシイです。
クリニック脱毛のメリット、デメリット
メリット
クリニックで脱毛するメリットは、なんといっても脱毛効果が高いところです。
１回１回の脱毛効果が高いため、サロンよりも短い期間で脱毛を完了させることができます。
通う回数も少なく済むので、手間も省けて時間も無駄にしません。
脱毛の「確実性」も高く、完了後の毛の再生率も、サロンと比べて低いです。
デメリット
クリニックの脱毛も良いことばかりではなく、デメリットもあります。
それでも、ほとんどは「クリニック選び」をちゃんとすることで解決する場合も多いです。
痛みが激しい
レーザーもニードルも、施術に激しい痛みを伴いますので、痛みに耐えられず途中でやめてしまう人もいらっしゃいます。
特にニードル脱毛の場合はかなり激しい痛みを伴います。
麻酔をかけてくれるクリニックもありますので、痛みに弱い方は「麻酔あり」のクリニックを選びましょう。
副作用の可能性がある
強力な脱毛方法には、その強力さゆえヤケドや色素沈着、さらに毛穴の中にある皮脂腺を焼いて塞いでしまい、肌の乾燥を招く恐れがあります。
これらは一時的なものではなく、後遺症として残る場合があります。
そうそう起こることではありませんが、未熟なクリニックでは、起こらないとは言い切れません。
万が一にもそうならないよう、技術の確かなクリニックを選ぶ必要があります。
費用が高い
クリニックでの脱毛は医療行為とはいえ、美容目的で行いますので保険が利きません。そのため、高額な費用がかかってしまいます。
脱毛完了までの費用は、サロンと比べると平均的に１．５倍～２倍近いです。
でも最近では、低料金で技術も確かなクリニックもありますので、サロンと変わらない料金で効果の高い医療脱毛を受けることも可能です。中途解約が出来ない
クリニックはサロンと違い、中途解約の返金義務が法律で定められていません。
サロンは中途解約時の返金が義務づけられていますが、クリニックはそうではないのです。
ですので、中途解約しても返金されない場合が多いです。
それでも、中途解約の返金に応じてくれるクリニックも中にはありますので、契約する前にしっかりと確認しておきましょう。