脱毛で毛を生えなくする!方法や費用、回数を詳しく解説
脱毛は、毛を生えなくする処理方法です。
ムダ毛の自己処理が不要、もしくは楽になります。
脱毛処理をした毛は1~2週間でスルッと抜けてなくなりますが、
「完了」するまでは、ある程度の回数と期間が必要です。
いま、脱毛して自己処理をやめる女性はどんどん増えています。
いろんなデータがあるので確かなことはいえませんが、40歳未満の女性が脱毛を経験している割合は、少なく見積もっても50%を超えています。
脱毛の効果と費用
脱毛は1回処理するごとに毛が薄くなり、何度も処理することで毛をどんどん薄くしていき、最後には生えてこなくします。
処理方法によっても効果と料金が変わりますが、
ここでは代表的な2つの脱毛方法
「レーザー脱毛」と「光脱毛」で、
効果、期間・回数、全身脱毛の費用、で比較してみましょう。
※ 部分脱毛なら、費用はこの10%~20%程度。
自己処理 楽に |
自己処理 ほぼ不要 |
ほぼ ツルスベ |
|
---|---|---|---|
レーザー クリニック |
3回、
半年 20万円 |
5回、
1年 30万円 |
8回、
1年半 45万円 |
光 サロン |
6回、
1年 10万円 |
12回、
2年 20万円 |
18回、
3年 30万円 |
ツルスベではなく、「ほぼツルスベ」というのは、
完全にツルスベになっても、数ヵ月後~数年後に毛がまた生えてくることがあるからです。
毛の再生率はクリニックの方が低く、サロンで5~6本だとしたら、クリニックでは1~2本くらいです。
基本的には一度生えなくなった毛は再生することがほとんど無く、生えてきても細く弱々しい毛です。
「数年後に元の濃さに戻った」なんてことはありません。
脱毛の方法
脱毛のやり方は大きく分けると3種類。
脱毛サロン(エステ)、家庭用脱毛器、クリニックです。
脱毛の原理はどれも同じ。毛を生えなくするという最終的な結果は一緒です。
主な違いは、
- パワー(処理1回あたりの脱毛効果)と、
- 肌・毛穴ダメージの大きさ、
- 掛かる費用
です。
脱毛サロン(エステ)
低料金で肌にも優しいのが特徴です。
キャンペーンで、数百円で脇脱毛ができるなど手軽に始められることから人気が高く、現在の主流となっている脱毛方法です。
脱毛方式は大きく分けて、
「IPL」、「S.S.C」、「SHR」の3つがあります。
どれも「光」を照射して徐々に毛根を弱らせていく方法で、
どの方式を選んでもさほど大きな差はありませんので、
真剣に悩む必要も無いと思いますが、違いのある部分を表で見てみましょう。
痛み | 肌負担 | 効果 | |
---|---|---|---|
IPL | 軽い痛み | やや負担 | 現れやすい |
SSC | ほぼ無痛 | 肌に優しい | 普通 |
SHR | 無痛 | かなり優しい | 最初は現れにくい |
IPLはパチンと軽い痛みがありますが、はじめから効果が見えやすいです。
SHRは痛みはほぼゼロですが、最初の4回くらいは効果が見えにくいです。
S.S.Cはその中間くらいです。
とはいえ、どれも最終的な脱毛効果や、かかる料金はほとんど同じです。
クリニック(病院)
クリニックの脱毛は効果が高いので、サロンよりも少ない回数・短期間で脱毛が完了します。
但し、肌や毛穴への負担が大きく、痛みも強いです。
クリニックでの脱毛は大きく分けて、
レーザー脱毛、SHRレーザー脱毛、ニードル(電気針)脱毛の3つ。
一般的なのはレーザー脱毛。効果が高く、少ない回数で完了するのが特徴です。
SHRレーザーは、痛みや肌負担が少ないですが、効果がやや劣り、回数が掛かるのがデメリット。
ニードル(電気針)脱毛は、今ではあまり行われていない脱毛方法です。
効果は最も高いですが、痛い、料金が高いなど、デメリットが大きいためです。
家庭用脱毛器
サロンやクリニックのような脱毛処理が自分でできる機械です。
自分でやる手間は掛かりますが、自宅にいながら、好きな時間に、誰にも見られず脱毛処理ができます。
手に入れてしまえばあとは使い放題なので、処理したい部位が多いほどお得になります。
自分だけでなく、子供や夫など家族も脱毛してあげることができます。
脱毛力はクリニックには及びませんが、サロンに匹敵するパワーが出せる機種もあります。
とはいえ、オススメできるのはIPL脱毛器の「ケノン」と、レーザー脱毛器の「トリア」だけです。
おすすめ脱毛方法
オススメの脱毛方法は、掛ける手間や予算、部位によって、それぞれ違います。
- 脇やVラインだけならサロンがベストです。キャンペーンで数百円で脱毛できます。
- 処理したい部位が少ないなら、費用面ではサロンがオススメ。
- 処理する部位が多いなら、費用面では全身脱毛サロンか家庭用脱毛器がオススメ。
- サロン通いが面倒なら家庭用脱毛器がオススメ。
- 自分でやるのが面倒ならサロンがオススメ。
- とにかく早く脱毛を「完了」させたいなら家庭用脱毛器がオススメです。
脱毛のメリット
カミソリや毛抜きなどでのムダ毛の自己処理に「悩み」はつきものです。
手間や時間、お金が掛かるということだけでなく、肌も汚くなってしまいます。
脱毛すると、もうムダ毛を自己処理する必要がなくなりますので、
すべてのムダ毛の悩みから解放されます。
肌がキレイに
カミソリなどでのムダ毛の自己処理は、肌を傷つける行為です。
皮膚が乾燥して透明感がなくなる、色素沈着(黒ずみ)、赤や黒のポツポツの原因となります。
脱毛すると、「自己処理による肌ダメージ」がなくなるので、肌をキレイに保つことができます。
10年後、20年後もキレイ肌
自己処理を続ける限り、肌は汚くなる一方です。
しかも、10年後、20年後の肌は「今」よりも回復力が弱まっています。
どんどん自己処理の刺激に耐えられる肌ではなくなっていく、ということです。
毛を生えなくしておけばムダ毛処理の必要ナシ。ダメージもナシです。
時間の節約
脱毛すると、もうムダ毛を自己処理する必要がありません。
ムダ毛処理にかけていた時間が必要なくなります。
何もしなくても、いつもツルツル、スベスベです。
お金の節約
「脱毛したいけど、お金が掛かるから…」という人も少なくないと思いますが、
実は意外と安くできます。
これから先、ムダ毛の自己処理をずっと続けていくよりも、かえって脱毛した方が安くつくかもしれません。
- 毎月400円の自己処理を30年続けると14万4千円掛かりますが、
- ワキやVラインは「サロンのキャンペーン」を利用すれば、数百円。
- 全身脱毛はサロンで10万円~できます。
- 家庭用脱毛器で「自分で脱毛」すれば、もっと安くできます。
処理のし忘れや処理跡で失敗しない
ムダ毛は処理してもまたスグに伸びてきます。
しかも、きちんと処理しても処理跡が目立ってしまうこともあります。
また、ついつい処理をサボりがちになったり、処理をし忘れてしまうこともあります。
脱毛しておけば常にツルスベ。いつ、だれに見られても恥ずかしい思いをすることはありません。
「ムダ毛の失敗」とは?
- ムダ毛を見られて恥ずかしかった
- 処理し忘れて、上着を脱げない
など、「自覚」のある場合もありますが・・・
- 同僚から、「美意識の低い会社だと思われたくないから、客先に出て欲しくない」と思われていたり、
- 勝手に、「恋愛対象」から外されていたり、
- 彼に「幻滅」されていたり、
- 他の女性の綺麗な肌と比べられていたり、
- 学生の頃なら、男子の間で爆笑ネタにされていたり
などなど、気付かないところでいろんな失敗をしていることもあり得ます。
知っておきたい!脱毛の知識
脱毛で「毛が生えなくなる」仕組み
毛は、毛根部にある毛乳頭から伸びます。この毛乳頭を破壊することで、毛は生えることができなくなります。
医療レーザーもサロンの光も原理は同じで、「黒い色」に反応する光を照射して毛を発熱させて、毛乳頭に熱ダメージを与えます。
毛乳頭は回復しない組織なので、ダメージの蓄積でやがて機能しなくなり、毛が生えなくなるという仕組みです。
また、毛がスルッと抜けるのは脱毛時の刺激によるもので、毛乳頭が破壊されたからではありません。抜けただけの毛は細くなってまた生えてきます。
脱毛の期間や回数
脱毛は、1回の施術では終わりません。
なぜなら、今生えている毛にしか脱毛処理をすることが出来ないからです。
毛は、伸びる→抜ける→しばらく休む、というサイクルを繰り返しています。今生えている毛は全体の1/3程度で、残りの毛は生える準備をしています。
この抜けて休んでいる状態の毛には、脱毛処理をすることが出来ません。休んでいた毛が生えてきたときにも施術する必要があるため、数回の処理が必要です。
目安としては、
毛がかなり薄く処理がほとんどいらない状態まで、
クリニックなら5回、サロンなら12回。
ほぼツルスベにするには、
クリニックなら8回、サロンなら18回。
最短期間で脱毛を完了させるには?
脱毛が完了するまでには、普通ならレーザー脱毛で1年半~2年、脱毛サロンで3年掛かります。
でももっと早く毛を薄くしたい、もっと短期間で脱毛を終わらせたい、なら、方法はあります。
とはいえ、余計な手間やお金が掛かり、効率が良いとはいえませんので、
基本的にはサロンやクリニックが奨める間隔で通うのがいちばんです。
脱毛石鹸で脱毛できる?
毎日体を洗うだけで毛がどんどん薄くなって永久脱毛できる「脱毛石鹸」という商品があります。
でも残念ながら、そのような効果は期待できません。
これは除毛クリームと抑毛ローションの成分を石鹸に練り込んだだけの商品で、
わずかな成分が水に溶けて薄まり、しかも最後には洗い流してしまうため、効果はほぼゼロです。
脱毛でワキガが治る?悪化する?
脱毛でワキガが完治することはありませんが、ワキの嫌な臭いを軽減することができます。
ワキガの原因は細菌によるワキ汗成分の「腐敗臭」です。
脱毛で毛がなくなると毛穴も小さくなり、細菌の棲みづらい環境になるため細菌が減少、そのため脇の臭いも軽減されます。
ただし、人によっては一時的にワキのニオイが悪化することもあります。毛が抜けた毛穴に細菌が繁殖しやすいためです。
とはいえ、そのうち毛穴は小さくなっていきますので、いずれは治まります。
子供の脱毛は何歳からできる?
ムダ毛の悩みは小学生から始まることも少なくありません。
では、脱毛は何歳からできるのでしょうか?
脱毛ができる年齢に制限はありません。高校生はもちろん、小学生でも可能です。
ただし、通うサロンによっては「7歳以上」など年齢制限が設けてある場合もあります。
また未成年者(20歳未満)の場合は社会人であっても親権者の「同意」が必要となります。
自宅で脱毛することは可能か?
家で誰にも見られずに脱毛することは、家庭用脱毛器を使えば可能です。
もちろん、ただムダ毛を薄くするだけではなく、ちゃんと生えてこなくすることもできます。
ただし、処理スピードはクリニックやサロンの業務用マシンと比べると何倍も遅く、その作業を自分でやるのは手間がかかって面倒です。
それでも、通う必要なく、しかも安く好きなだけ脱毛できるメリットは大きいです。
脱毛は一回でも効果ある?
脱毛は満足できるレベルまでにレーザーで5回、サロンで12回。
ほぼツルスベまでにレーザーで8回、サロンで18回の処理が必要です。
たった1回では大きな効果は得られませんが、それでも最初の一回目がいちばん効果が大きく、10%~20%程度の毛量を減らすことができます。
また、施術後1~2週間で毛がスルッと抜け落ちるので、一時的にではありますが毛がかなり薄い状態になります。
永久脱毛とは?
永久脱毛は、施術したらもう一生、一本も毛が生えてこなくなるイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、そのような脱毛方法は存在しません。
どんな方法でも、わずかに毛が再生する可能性はあります。
今のところ「永久脱毛」と呼べるのはニードル脱毛(電気脱毛)だけで、
レーザーやサロンの光は「永久減毛」と呼ぶようです。
毛を「ほとんど」生えてこなくすることなら、レーザーでもサロンの光でも可能です。
脱毛期間中の注意事項
レーザーや光脱毛の場合は、期間中は日焼け禁止、毛抜き禁止、脱色禁止など色々な禁止事項があります。
これらを破ると肌への負担が大きくなったり、十分な脱毛効果が得られなくなってしまう場合があります。
注意事項はサロンやクリニックでのカウンセリング時に言われると思いますので、今のところはまだ気にする必要はないかもしれませんね。