脱毛クリーム(除毛剤)の使い方と、オススメ紹介

除毛剤(脱毛クリーム)除毛クリームは、薬剤で毛を溶かしてすムダ毛処理方法です。

カミソリよりもキレイに処理することも可能ですが、
問題は、毛だけでなく皮膚も溶かしてしまうことです。

肌への負担が大きいので、使い方や商品選びには注意が必要です。

当サイトからの評価

仕上がり仕上がりの良さ
★★★★☆ 4pt

脱毛クリームの処理イメージ肌表面よりもやや下まで毛を溶かすことができますので、上手に使えばカミソリよりもキレイに処理できます。

カミソリでは皮膚より下の毛を剃ることはできないので、除毛剤での処理の方がカミソリよりもちょっとだけキレイに見えます。

また、カミソリで剃った場合とは違い、処理した毛先が丸みを帯びているのでチクチクしにくいです。とはいえ、全くチクチクしないというわけではありません。

「毛」に関してのみいえば、仕上がりの良い処理方法だといえるでしょう。

 

仕上がり肌ダメージの少なさ
★☆☆☆☆ 1pt

毛を溶かす成分は肌をも溶かし大きなダメージを与えます。

肌のバリアである角質を溶かし、しみ込んでくるとピリピリとした痛みがあります。
かぶれや炎症の原因にもなります。特に敏感肌の方は注意してください。

肌や毛穴をキレイに保ちたいのであれば、脱毛クリームはオススメできません。

毛穴ダメージ毛穴ダメージの少なさ
★★☆☆☆ 2pt

除毛剤は肌表面よりも少し下の毛も溶かすことができます。つまり毛穴内部に侵入しているということです。当然、毛穴にもダメージを与えます。

費用費用の安さ
★☆☆☆☆ 1pt

安いものだと700円前後。

安いですが、生えてきては処理して・・・また生えてくる・・・という繰り返しになるため、除毛クリームだけで日頃のムダ毛処理をしようとすると、なかなかの金額になってしまいます。

特別キレイに処理したいときだけに使うなら、良いかもしれませんね。

手間手間の少なさ
★★☆☆☆ 2pt

脱毛クリームは毛根に働きかけて毛を根こそぎ抜くわけではないので、剃った場合と同様にスグにまた毛が生えてきます。

処理したい範囲が少ない場合は面倒ですが、広範囲のムダ毛を一度に処理したいときには便利です。

塗って5分~10分放置するだけ、といえば楽チンそうに聞こえますが…。
部屋でやると、いろんなところにクリームが付いてしまって大変です。

普通はお風呂で使用するですが、何もせずに10分も待っているのは苦痛ですし、冬場は寒くて辛いです。
液垂れしにくくシャワーが当たっても流れにくい商品もありますので、放置時間に頭を洗うくらいはできますが、髪の毛に付かないよう細心の注意が必要です。

除毛剤ってなに?

脱毛剤や脱毛クリーム、他にも除毛クリームやヘアリムーバーなど、いろんな呼ばれ方をしますが全て同じものです。

どの商品にもチオグリコール酸カルシウムというアルカリ性の成分が入っていて、この成分が毛を溶かす仕組です。

ちなみに、粘着性のあるワックスを塗って剥がして一気に毛を抜く、「脱毛ワックス」のことを脱毛剤と呼ぶこともありますが、ここでは脱毛剤は除毛剤と同じく、毛を溶かす薬剤としてご説明します。

脱毛クリームで毛は抜けない

脱毛クリームは、「毛が抜ける」ことを意味する「脱毛」が名前に入っていますので、使うと毛が抜けるように思われがちですが、残念ながら毛は抜けません。

肌表面の毛を溶かすだけなので、「除毛クリーム」と呼ぶのが正しいです。

もし商品説明に「スルッと抜ける!」と書かれていても、そんなことはあり得ません。本当は抜けずに溶けるだけです。

やり方のポイント

除毛剤でムダ毛を溶かす、やり方

  • パッチテストは必ず行う
  • 肌は乾いた状態で
  • 毛が隠れるくらい塗る。少ないと効果は弱くなる。多く塗るほど効果が高まることはない
  • 様子を見ながら10分程度放置
  • しっかりと洗い流す。すすぎ残しはトラブルの元!

1.準備

肌が濡れている場合は乾かして下さい。

パッチテスト(使用前テスト)は、おそらく行っている人はあまりいないと思いますが、キチンとやった方が無難です。少量を肌に塗って、所定の時間が経過したら洗い流す。24時間経過して異変がなければ使用OKです。

事前に電気シェーバーで剃っておくと、綺麗に仕上がる

脱毛クリームを使用しても、毛が溶けずに残ることがよくあります。

ですので、あらかじめ毛を電気シェーバーで剃っておくことで、肌に近い部分の毛も溶けやすくなります。

ただし、カミソリはダメージが大きいのでNGです。

カミソリや、前回の脱毛クリームから3日以上あける

カミソリや脱毛クリームで処理してからは、3日以上空けないと脱毛クリームの使用ができません。

大きな処理ダメージが残っていて、脱毛クリームとのダブルダメージとなってしまうからです。

肌が回復するまで3日くらい掛かりますので、その間は脱毛クリームの使用は控えましょう。

2.脱毛クリームで毛を溶かす

肌が乾燥した状態で除毛剤を塗ります。

使用量は、ムダ毛が隠れる程度の量を使用しましょう。
少ないと効果が薄いですし、たくさん付けるほど効果が高まるというものでもありません。

このとき、肌の粘膜部分には付かないように注意を払ってください。

商品にもよりますが、5分程度時間をおくと、毛が溶けて縮れてきます。部分的に拭き取ってみて、除毛できているかどうか確認しましょう。必要に応じて10分程度まで様子を見ながら延長してください。

肌にピリピリとした痛みや異常を感じたら、使用を中止してください。

放置する時間は守ろう

商品の使用方法に書かれた「塗って放置する時間」は必ず守りましょう。長時間の使用は皮膚や毛穴を傷めてしまいます。もし規定の時間で満足できる効果が得られない場合は、その商品はご自身に合っていないという事になります。

温めると効果的?

除毛剤は温度が高い方が化学反応の速度が速くなり、除毛効果が高まります。だからといってわざわざ温めて使用する必要はありません。効果が高いという事はそれだけ肌に悪いということです。

もし効果が弱いと感じたら、塗って放置する時間を少し長くすれば良いのです。

3.洗い流す

毛がちゃんと取れていたら、溶けた毛と一緒に水かぬるま湯で除毛剤を洗い流します。

このとき、石鹸やボディーソープを使ったりゴシゴシ洗うのはNGです。
配合されている保湿・美容成分なども一緒に流れてしまうので勿体ないですし、石鹸の刺激も脱毛クリーム後の肌には良くないです。

かといって洗い残しがあってもいけません。除毛剤は肌にとっては有害ですので、しっかりと洗い流しましょう。

4.アフターケア

脱毛クリームは毛を溶かすと同時に肌にダメージを与えています。

たとえ「肌に優しい」と書かれていても、肌を傷めていることには変わりありません。

乾燥しやすい肌になっていますので、化粧水や保湿クリームなどでケアしましょう。

よく起こるトラブル

除毛クリームで起こるトラブル


肌荒れ

肌荒れ

毛を溶かす成分は、肌にも少なからず悪い影響を及ぼします。なぜなら、毛も肌も同じくタンパク質でできているからです。

皮膚は毛ほど簡単には溶けませんが、それでも多少のダメージを受けます。
肌の角質層にダメージを受けるとと、肌を守ったり保湿する力が弱くなり、肌荒れや乾燥を起こしてしまいます。


色素沈着

色素沈着

ダメージを受けた肌はメラニンを生成します。

このメラニンが皮膚に沈着すると肌が黒ずんでしまいます。

脱毛クリームの選び方、おすすめ

除毛クリームを選ぶ

普通肌用、敏感肌用などがあります。敏感肌用は毛を溶かす強さが弱く、しっかり除毛するには時間を長く置く必要があります。

使用できる部位は商品によって異なりますが、基本的には、ワキや脚、腕には使えます。

ですが背中や、性器周り(Iライン)など肌のデリケートな部分には使用できないことが多いです。「全身に使える」と書いてあっても、注意書きには顔やアンダーヘアには使用できないと書かれていることが多いので、注意して下さい。

顔には、どの脱毛クリーム使用できません。

価格は600円~3000円くらいです。

オススメは「ヴィート」か、「エピラット」

ヴィート(Veet)やエピラット(epilat)が安価で人気が高く、ドラッグストアでも購入することができます。

高価な商品もありますが、値段の割にはヴィートやエピラットとさほど変わらないと思います。