毛抜き(ピンセット)でムダ毛を抜く、やり方とオススメ紹介

毛抜き毛抜きは簡単、安い、しばらく毛が生えてこないメリットの反面、毛穴のトラブルが多いムダ毛処理方法です。

やるなら正しいやり方で、アフターケアもしっかりしましょう。

当サイトからの評価

仕上がり仕上がりの良さ
★★★☆☆ 3pt

毛抜きでの処理イメージ毛を根元から全部抜いたらキレイさっぱりです。
抜いた毛は数週間は生えてきません。

カミソリでカットした毛とは違い、また生えてきても毛先が細くしなやかなのでチクチクせず、目立ちにくいです。

ただし、毛を抜くと一時的には毛が無くなってキレイに見えるかもしれませんが、やり続けると毛穴がどんどん汚くなっていきます。

仕上がり肌ダメージの少なさ
★★★★★ 5pt

皮膚にダメージはありません。

毛穴ダメージ毛穴ダメージの少なさ
★☆☆☆☆ 1pt

毛穴へのダメージはかなり大きいです。

毛を根元から引きちぎるわけですから、毛穴の底に傷をつけて血が出ることもあります。
また、毛は根元部分が少し太くなっているので、引き抜くときに毛穴の内部の壁を擦って傷を付けます。

毛を引き抜くことでのダメージもありますし、抜いた毛穴に細菌が感染して炎症することもあります。
毛穴自体がぷっくりと膨れあがってポツポツとすることもあります。

毛抜き処理は埋没毛ができやすく、埋もれた毛が黒いブツブツに見えることも。
さらに、埋もれ毛は毛穴内部を変形させてしまうので、埋没毛が再発しやすくなります。

費用費用の安さ
★★★★★ 5pt

毛抜きは100円~ありますので、費用が安いのがメリットのひとつです。
でも、あまり安すぎるものよりは1,000円弱くらいのものが良いでしょう。

毛抜き後はアフターケアが必要ですので、ケア化粧品の費用も掛かります。

手間手間の少なさ
★☆☆☆☆ 1pt

毛抜きで一本一本抜いていく作業は大変で、1回の処理に途方もない時間が掛かります。腕や脚など広範囲を処理するのは気が遠くなる作業です。

ワキのように自分では見えづらい部位は、少々無理な体勢になってしまいますね。体勢が辛くなって途中でやめてしまい、完璧に処理できないこともあります。

でも抜いた毛は数週間生えてきませんので、処理する頻度は少なく済みます。

やり方のポイント

毛抜きでムダ毛処理、やり方

  • 毛抜き前に、まずは肌を清潔にしましょう。
  • 抜く方向は毛の流れ(毛穴の向き)に沿って。逆向きに抜くと毛穴を傷めます。
  • 毛抜き後は流水や冷たいタオルなどで冷やすと、一時的に毛穴が引き締まります。
  • 感染症を防ぐため、毛抜き後は肌を汚さず清潔を保ってください。
  • できれば殺菌作用や抗炎症作用のある化粧品でアフターケアをしっかりと。

毛抜きはトラブルの多い方法です。オススメはしませんが、どうしても行う場合は正しい手順で行って下さい。

1.準備

まずは、肌を清潔にしてください。

肌が清潔でない状態で行うと、処理後の毛穴にばい菌が入って毛嚢炎(毛穴の炎症)を起こしてしまいます。

痛くない毛抜き方法

入浴、または蒸しタオルなどで温めて毛穴を開いておくと、毛を抜くときの痛みが和らぎます。

また、毛がスッと抜けずに肌が引っ張られた状態になると痛いので、毛の生え際(根元)部分の皮膚を押さえながら毛を引き抜くと痛みを感じにくいです。

うまく毛が抜けないと痛い思いをします。掴んだ毛が確実に抜けるように、少し高級な毛抜きを使うのも一つの手です。

2.毛を抜く

毛の生えている方向に向かってまっすぐ抜きます。毛の流れには逆らわないようにして下さい。

3.アフターケア

できれば、抜いた毛穴を引き締めてあげた方が良いです。清潔な冷たいタオルや、、また水道水(流水)で冷やす方法もあります。ただし、引き締め効果は一時的です。

化粧水(防腐剤フリーでないもの)を塗っておくと、少しは雑菌の繁殖を抑えることができますし、アルコール入りのものだとその効果はもう少し強いです。

オロナインなら殺菌作用がありますし、ワセリンでも少しはバリアの役割を果たすことができます。

毛抜き後は清潔に

毛抜きのあとはバイ菌が入りやすいので、肌を清潔に保ちましょう。

汚れた服を着たり、汗をかくような運動などはしないようにして下さい。

プールやお風呂の湯船は雑菌が多いので入らないように。入浴は毛抜き処理の前に済ませておきましょう。

よく起こるトラブル

毛抜きで起こるトラブル

埋没毛

埋没毛

埋没毛は、皮膚の内側(毛穴の中)で毛が伸びてしまうトラブルです。

毛を引き抜くときに、太い毛根が毛穴内部を傷つけ、その傷が癒着したり、かさぶたができるなどして、毛が皮膚の外に伸びるのを妨げてしまうことで起こります。

抜き損じて途中で切た毛が、毛穴内部で引っかかることでも起こります。


毛嚢炎

毛嚢炎

毛嚢炎は毛穴が炎症を起こすトラブルです。毛を無理矢理引き抜くことで毛穴内部に傷がつき、そこから細菌が侵入することで起こります。ニキビのようにぷくっと膨れあがり、治っても跡が残ってしまうことがあります。


色素沈着

色素沈着

毛を抜くときの刺激に肌が反応して、メラニン色素が生成されます。これが何度も続くと色素が沈着してしまい、黒ずみがとれなくなってしまいます。


黒いポツポツ

黒いポツポツ

毛抜きを続けると毛穴が広がってしまいます。広がった毛穴には角栓が溜まりやすく、角栓は酸化すると黒く変色して黒いブツブツに見えます。

また、毛抜きで起こった埋没毛が皮膚の下でクルクルと伸びると、これも黒いポツポツに見えます。

さらに、毛抜きを繰り返すと毛穴の出口がぷっくりと膨れあがってきます。膨れあがった毛穴の毛は、黒い色が目立ちやすいです。


出血

血が出る

毛を引き抜いた毛穴から血が出ることがあります。

毛抜き(ツィザー)の選び方

毛抜き選び

先端の形状(平、斜め、丸)

毛を掴む部分の形状にもいろいろあります。

一般的な平たいタイプや、斜めになっているタイプ、丸くなっているタイプなど様々です。
先広め、先細めという選び方もあります。

  • 先平タイプは、垂直に抜くので力が入りやすい
  • 先斜めタイプは、斜めにして使うので掴む毛を見やすい
  • 先丸タイプは、どんな角度でも毛を掴むことができる

どのタイプを「使いやすい」と感じるかは人それぞれですので、実際に使ってみて判断しましょう。

千円弱の毛抜きで十分

毛抜きの値段もピンキリ。

100円~1万円くらいするものまで、様々です。

値段の高いものほど、小さな力で毛をガッチリと掴んでくれるので、
スイスイと楽に毛抜き作業ができます。

でも、千円弱の毛抜きで十分です。

もし今、100円の毛抜きを使っていて、
指が疲れる、一度で抜けないことがある、毛が切れるなどするなら、試してみる価値アリです。