【自宅脱毛】家で本格的な脱毛ができる!
自宅で「毛を生えなくする」脱毛をすることは可能です。
家にいながらサロンやクリニックのような本格的な脱毛処理ができます。
早ければ1年くらいでほぼツルスベ状態にできますが、自分で処理する「面倒くささ」が一番の問題です。
自宅脱毛ができる家庭用脱毛器2選
今ではいろんな家庭用脱毛器がありますね。
でも、毛を生えてこなくなる「脱毛」が可能な機種は、
- サロン並みの脱毛力を持つ光(IPL)脱毛器「ケノン」か、
- クリニック並み・・・とまではいかないまでも、サロン以上の脱毛力を持つ「トリア」
この2つしかありません。
その他脱毛器の弱いパワーでも一時的に毛を薄くする「減毛」ならできますが、
毛を生えてこなくする「脱毛」をするなら、ケノンやトリアのようなハイパワーが必要です。
ケノン(KE-NON)
ケノンは光脱毛器の中ではダントツに高い出力600Wの脱毛器です。
その次に高い出力を持つのは200Wの「レイボーテグランデ」と「2PS」。
ケノンとそれ以外の光脱毛器は、少なくとも3倍以上のパワー差があります。
ちなみに、ケノンは約7万円。レイボーテグランデは10万円以上します。
トリア(tria)
トリアはレーザー方式の脱毛器。クリニックのレーザー脱毛と同じです。
クリニックほどのパワーは出ませんが、それでも脱毛サロン以上の脱毛力があります。
家で使える脱毛器の中では、最強の脱毛力です。
現在、市場にある家庭用のレーザー脱毛器はこのトリアだけ。
以前はヤーマンから販売されていましたが、もう生産されていません。
トリアの値段は約4万円。
簡易版のトリアプレシジョンは約3万円です。
自宅脱毛で、本当に生えなくなるのか?
まず、脱毛の仕組みから説明しますね。
脱毛で毛が生えなくなる仕組み
レーザーも光(IPL)も、原理は同じです。
- 脱毛の光を肌に照射
- 毛が発熱する(高温になります)
- 毛の根元にある「毛乳頭」という組織が熱ダメージを受ける
- 何回か繰り返すと、毛乳頭は機能しなくなる
- 毛乳頭はほとんど回復しない組織なので、毛は2度と生えてこられなくなる
これが、脱毛で毛が生えてこなくなる仕組みです。
クリニックのレーザー脱毛も、サロンの光脱毛も、毛を「生えなく」することが可能ですが、
レーザーの方が毛の発熱量が高く、毛乳頭へのダメージが大きいので、早く脱毛が完了します。
(サロンはクリニックの3倍の処理回数が必要です)
ただし、どちらも「ほぼツルスベ」状態になり毛が生えてこなくなっても、数か月後~数年後に細くて弱い毛が数本、また生えてくることがあります。
家庭用脱毛器の場合
ここで肝心なのは、
毛を「発熱」させられるだけの十分なパワーが家庭用脱毛器にあるのか?
ということです。
ケノンのパワーはサロン並み
脱毛サロンと、家庭用脱毛器「ケノン」は、同じ「IPL」という光を使った、同じ脱毛方式です。
- サロンの業務用マシンは2000Wの超ハイパワー。
- 一方、ケノンは600Wです。
出力に3倍以上の差があるのに、なぜ同じくらいの脱毛力があるのか?というと、
出力(W数)=パワー×スピード
サロン:2000W(出力)=1W(パワー)×2000発
ケノン:600W(出力)=1W(パワー)×600発
つまりケノンは、
パワーはサロン並みに出せても、
スピードはサロンの1/3以下しかない、ということです。
実際、全身脱毛にかかる時間は、
サロンは1時間、ケノンでは3時間かかります。
サロンより時間がかかるとはいえ、
毛をサロンと同じくらいに発熱させられるのですから、脱毛力もサロン並みにあることが分かります。
トリアのパワーはケノンより上
トリアはレーザー脱毛器です。
「レーザー」とは、簡単にいうと強力なエネルギーを持つ光のこと。
そしてこの強力なレーザーを、狭い範囲に集中させて照射するのです。
- ケノン1発の照射面積は7cm2
- トリア1発の照射面積は0.785cm2(直径1cm2)しかありません。
狭い照射面積に強力なレーザーを集めて照射するため、ケノンよりもパワフルな脱毛力があるのです。
ちなみに、毛のある部分にトリアの最大パワーで照射すると、我慢できないくらい痛いです。なので保冷剤での冷却は必須です。
その他の脱毛器は?
ケノンとトリア以外の脱毛器では、毛を生えなくすることは難しいでしょう。
脱毛するためには、毛を「発熱」させて毛の根元にある毛乳頭に「熱ダメージ」を与えなければいけません。
でも、200Wの脱毛器では毛が「温まる」だけで、熱ダメージは与えられません。
一時的に毛量を減らす「減毛」くらいはできますが、処理を中止すると元通りに生えてきますので、ずっとやり続けなければいけません。
自宅脱毛は、どれくらいで効果出る?
まずは、クリニックのレーザー脱毛とサロンの光脱毛の、かかる期間と回数を見てみましょう。
自己処理 楽に |
自己処理 ほぼ不要 |
ほぼ ツルスベ |
|
---|---|---|---|
レーザー | 3回、 半年 | 5回、 1年 | 8回、 1年半 |
光(サロン) | 6回、 1年 | 12回、 2年 | 18回、 3年 |
意外とかかりますよね。
実は、最初の1年で集中的に、もっと回数を増やせば、もっと早く脱毛は完了します。
でもそれでは期間は早まりますが効率が悪く、必要回数が多くなってしまうので、料金が高くなってしまいます。
自宅脱毛なら、もっと早い
家庭用脱毛器なら、買ってしまえばあとは「使い放題」なので、家で好きなだけ脱毛できます。
もし毎月4回ずつ処理すれば、12カ月で48回の処理ができることになります。
でもこれでは手間が無駄になりますので、
たとえばケノンなら、
- 2カ月まで月4回
- 6カ月まで月2回
- 12カ月まで月1回
こんな感じで、薄くなるにつれてペースを落としていくと、
6カ月までに計16回で、毛はかなり薄く。
1年までにあと6回(計22回)の処理で、ほぼツルスベに近い状態に。
まだチラホラと生えてくる毛があれば、その都度処理すれば、もう生えてくる毛はなくなります。
トリアなら1回の効果がケノンより高いので、もっと遅いペースでも大丈夫です。
ただし、どんなにハイペースで処理しても「毛周期」の関係があるので、「ほぼツルスベ」にするには「1年」くらいかかります。(毛周期:毛が生え変わるサイクル)
脱毛は家でやるべきか?
家で自分でする脱毛でも、クリニックやサロンのように「生えてこない」ようにすることが可能です。
では脱毛を家でやるべきか、サロンやクリニックでやるべきか、
自宅脱毛のメリット、デメリットをもとに考えてみましょう。
自宅脱毛のデメリット
作業が面倒くさい
自宅脱毛の最大のデメリットは、
- とにかく面倒くさい
ことです。
ケノンなら、
「ワキ、腕、脚、VIO」これだけなら「1時間」程度でできますが、
「全身」の作業となると、3時間くらいかかります。
3時間の作業を20回、
30分ずつ小分けに作業するなら120回
最初のころは「やる気」に満ちているで苦になりませんが、
徐々にモチベーションは落ちていき、面倒くさくなります。
ケノンは静かで使いやすい機種なので、テレビを観ながらでも作業できますが、
いざ「やる!」となると、多少の面倒くささはあります。
背中が処理しづらい
基本的には、家庭用脱毛器は自分一人では、「背中」の処理ができません。
手が届かないし、見えないからです。
でもケノンなら、
「自動照射機能」つきで、
ハンドピースが軽く、何らかの「延長棒」を取り付けやすい構造なので、
なんとか自分一人でも背中脱毛が可能です。
それでも、作業はちょっと大変です。
ワキだけなら、サロンやクリニックの方が安い
ワキはサロンならキャンペーン価格「数百円」で脱毛できます。
クリニックの中にも数千円でできるところもあります。
ワキだけを脱毛したいなら、サロンやクリニックの方が断然安いです。
自宅脱毛のメリット
費用が安い
サロンの場合、ツルスベ完了するのに
小さな部位で3万円~4万5千円
全身なら20万円~30万円
クリニックなら、
小さな部位で3万5千円~5万円
全身なら30万円~45万円
家庭用脱毛器は、
- ケノンは6万9800円
- トリアは5万4800円→3万9800円
- トリア プレシジョン 3万6800円→3万1800円
手に入れてしまえば、どれだけ使ってもタダです。(電気代はかかります)
ケノンの場合はカートリッジに、トリアは電池に寿命がありますが、数人分の全身脱毛は余裕でできます。
通う必要なし
クリニックやサロンは、「予約」を入れて、「通う」必要があります。
予約した日時とその前後の時間は、予定を空けておかなければいけません。
また、貴重な休日を脱毛に費やしてしまうことにもなります。
自宅脱毛なら、家にいるときならいつでも好きな時間に処理できます。
空いた少しの時間も有効活用できますし、テレビを観ながらのんびり作業することもできます。
恥ずかしくない
サロンやクリニックは男女で店舗が別々になっていて、基本的には女性客には女性スタッフが施術を行います。
とはいえ、他人に体を見られるのが恥ずかしいという方も少なくありません。
特にVIOラインなど特定の部位や、ワキが汚くて人に見せられない、太っているから恥ずかしい、もう若くないので・・・、ちょっと体臭が気になって・・・、など、恥ずかしい理由も人それぞれ。
また、「脱毛している」ことを他人に知られたくない方もいらっしゃいます。
でも、セルフ脱毛なら自分一人ですべて処理できるので、恥ずかしくありませんし、誰にもバレずに脱毛できます。
短期間で完了する
サロンやクリニックは、コスパや通う手間を考えると2~3ヶ月おきに通うのがベスト。
でもこれでは、ツルスベ完了までに1年半~3年かかってしまいます。
セルフ脱毛なら、コスパを考えずに好きなだけ脱毛できるので、処理ペースも自由自在。
早ければ半年でムダ毛の自己処理がほとんどいらない状態に、一年でほぼツルスベにすることができます。
毛が再生してきても、タダで脱毛できる
毛がもう「絶対に!」生えてこない脱毛方法は存在しません。
でも、それに最も近いのが、毛穴に針を刺して電気を流す「電気針脱毛」。
これが唯一「永久脱毛」と呼んでもよい脱毛方法です。
レーザーも光も、一度ツルスベ完了しても、わずかではありますが毛が再生することがあります。
ほとんどの方は「気にしない」場合が多いですが、気になるようならさらに数回分の処理費用が掛かることになります。
自宅脱毛なら、生えてきた毛を自分の脱毛器でササッと処理するだけ。費用も掛かりません。
家族みんなで使える
レーザー脱毛器のトリアは、レーザー照射に寿命がなく無限に使用できます。
ただし、トリアは充電式なので電池に寿命があります。
それでも、2~3人分の全身脱毛が可能です。
光(IPL)脱毛器のケノンは、光を照射するランプに寿命があります。
とはいえ、超高寿命カートリッジなので回数を気にすることなく何人でも全身脱毛できます。
肌に接触する部分は除菌シートで拭けば問題ない、という方も多と思いますが、
気になるようなら、ケノンは照射口がカートリッジ式なので、「自分専用のカートリッジ」に交換して使用すると良いでしょう。
ケノンのカートリッジは、最初から複数個ついてきます。
美顔器としても使える(ケノンのみ)
家庭用脱毛器ケノンは、肌のコラーゲンを増やす「光美容器」としても使えます。
コラーゲンは肌の「弾力成分」。減少すると肌にハリがなくなり、シワやたるみの原因となります。
このコラーゲンを増やすのが「フォトフェイシャル」という美容施術で、美容クリニックやエステサロンでも受けられます。肌に光を照射することでコラーゲンを刺激し、コラーゲン量を増やす効果が期待できます。
このフォトフェイシャルの光と、脱毛の光はかなり近い光で、光を肌に照射するという点は脱毛と同じ。
そのため、業務用の脱毛マシンはフォトフェイシャルマシンとしても使用できるものが多いです。
そしてケノンもカートリッジを「美顔用」に付け替えるだけで、光美容器として使用できます。
結論
- 自宅脱毛が良いか?
- サロンやクリニックが良いか?
は、人それぞれ違います。
- 自分で処理する「面倒くささ」(全身なら3時間×20回~)のデメリットと、
- 「安い、家でできる、恥ずかしくない、完了までが早い、再発しても処理できる、家族で使える、美顔器にもなる」これらのメリットと、
総合的に検討して、最適な脱毛方法をお選びください。